12月14日(月)は、全生徒さん対象のオンライングローバルセミナー「コミュニケーション、人とのつながり～世界一周の旅～」を開催しました。

今回講師にお招きしたのは、教育系IT企業に勤務されているK先生。

元小学校の先生としてのキャリアもおもちの方です。

ずっと夢だった「世界一周の旅」を実現するため、大好きだった学校でのお仕事を退職され、本当に世界に飛び出してしまったすごい行動力の持ち主です。

穏やかで優しい笑顔が素敵なK先生に、冒頭から生徒さんたちもリラックスムード。

今回は初めて、すべての司会進行を生徒さんたち自身で行うこととしましたが、みんな息ぴったり！

準備まで本番までよく協力し合い、大成功のセミナーとなりました。

セミナー前半は、K先生がスライドを見せながら世界一周のルート、旅行中に出会った人々、日本とは大きく異なった文化をもつ民族、旅行中のおもしろ体験などをご紹介くださいました。

途中クイズも挟みながら楽しくお話して下さるK先生に、生徒さんも釘付けに。

インドで48時間も電車に揺られたお話、仲良く遊んだ子ども達から、最後に「マネー！」とお金を要求されたお話など、たくさんのエピソードを聞かせて下さいました。

後半は生徒さんからK先生への質問タイム。

20分用意した質問タイムを最後は延長するほどの、たくさんの質問が次々と出ました。

・どうして世界一周をしようと思ったのですか？

・旅から帰ってきて、ご自身に変化はありましたか？

・先生がコミュニケーションにおいて大切にしていることは何ですか？

などなど。

オンラインセミナーも4回目ということで、生徒さんからの質問もなかなか深いものが多くなってきたことに感心。

先生もその真剣な質問ひとつひとつに、まっすぐ答えて下さいました。

K先生と旅の魅力が盛だくさんだった今回のセミナーの中でも、K先生がひときわゆっくりと、真剣な表情で生徒さんたちに語り掛けていた言葉が次のものでした。

僕が教師になりたいと思い始めたのは、ちょうど今の君たちと同じくらいの年齢のころ。

今君たちの中にボンヤリと浮かんでいる夢も、本当に現実になる可能性があるということです。

今の積み重ねが未来になる。

だから、興味のある事については、迷わず一歩を踏み出してみてほしい。

関心を持てるものがない場合や、興味のないことへの挑戦のチャンスが訪れた時も、とりあえずでいいからチャレンジしてみてほしい。

大きな進路選択を間近に控えた彼らの胸に、この言葉はどんなふうに響いたかな…。

思い返せば、これまでオンラインセミナーに登場されたすべての先生方が同じことをおっしゃっていました。

・迷ったら、挑戦することを選んでほしい

・今いる世界がすべてじゃない。広い世界に飛び出してほしい

・自分には無理だとはじめから諦めない。自分だからこそできることを探して挑戦し続けて

今を輝いて生きるすべての先生方からの、共通の教えでした。

少年の心を忘れないK先生からの講義のあとは、生徒さんたちの目にもキラキラと光が。

感想用紙にも

「世界の市場を見てみたい！」

「ウユニ塩湖に行ってみたい！」

「自分のやりたいことをやるべきなんだ」

「すごく充実したセミナーだった！」

と、たくさんのワクワクに満ちた言葉が並んでいました。

まるで、魔法のじゅうたんで世界をひとっとびしてきたような、輝く笑顔で帰って行きました。

でぃありす上尾は小さなフリースクールですが、ここに通う生徒さん達にはたくさんの先生、そして新しい考えに出会ってほしいと、教師は日々願っています。

今まで自分の中に存在し続けた常識をブレイクして、よりよい生き方を見出してほしい。

そして、自分や世の中の未来にワクワクできる大人に育ってほしい。

そんな思いから、今後も様々な学びの機会を子どもたちに提供していきたいと思います。

国際理解