大学選び、どうする?

インスタ経由で、かつての教え子から連絡がきました。


「先生、フォローさせて頂きました。ぼくは今、大学受験の準備中です。質問なのですが、出身大学で、就職先も全然違ってきますかね?学部選びもやっぱり重要ですよね?」


ということで、進路選択について、自分なりの意見をまとめてみました。

(頂いた質問をそのままタイトルにしたので「大学えらび」という文言を使っていますが、実際には様々な校種、進路選択があると思っています)


う~ん、どうなんでしょう?

恥ずかしながら、大学時代の4年間を部活、部活、遊び、部活、で埋め尽くし、就活などその微々たるスキマ時間にしかやらなかった、このシクジリ先生です。

さらに、こんなしょうもない私を拾ってくださったカイシャ様でさえ、「やっぱり教員免許をとりたい!」と気付いてしまった新卒入社1年で辞めています(未だに、本当に申し訳ないと思っています…)。


この私に進路選択について語る資格があるのでしょうか…。


しかしここは、かわいい教え子からの大切な質問です。

私なりに真剣に考えてみました。


確かに、偏差値の高い大学・学部に在籍していると、「就職の選択肢が広がる」ということは言えると思います。

書類選考の時点で、大学名だけ見てふるいにかけるという企業さんもたくさんあるようですし。

それから、偏差値の高い大学・学部に在籍している学生さんというのは、その入試を突破するだけの努力ができる人。

私なら単純に、そのような尊敬の目でその人を見ますね。


けれども、今は様々なキャリア選択があります。


YouTuberとかすごいじゃないですか。

教員時代に出会った生徒で、「将来の夢:YouTuber」って書いている子、いました。

職員室の先生たちはみんなそれを読んで笑っていましたけど、私は「ついに来たー!いいじゃんいいじゃん!」って思いました。

私は好きです、YouTube!!

実際にその子の動画を観てみたら、本当にクオリティーが高い。

大人たちは実物も観ないで笑っていましたけれど、あの技術はそうそう真似できないと思いました。

彼の技術と興味関心が世の中のニーズとマッチしたら、きっとすごいことが起きるんじゃないかと思います。


話を戻します(笑)


今をときめく大企業も、5年後にはどうなっているかわからない。

それに、今の世の中の需要と10年後のそれとはまったく異なるものになっていると思うのです。

その頃には、YouTubeだって、もう存在していないかもしれません。

先述したように、私は人にアドバイスできるような立場ではありませんので、あくまでも自身の学生時代を振り返って、彼に以下の事を伝えました。


【「ついていきたい」と思える人がいるか】

学業でもスポーツでも仕事でも、「この人についていきたい」、「この人のもとで成長したい」と思える存在があるかどうかが、自分の成長率を大きく左右すると感じています。

もともと自分の中に指針がはっきりしている人には必要ないかもしれません。

しかし、私の場合はよくも悪くも「まっしろ、からっぽ」な若者だったので、常に正しく、世の中のためになる思想と技術を教えて下さる師を必要としていました。

大学選びに関しては、その大学・学部の偏差値だけでなく、そこにはどのような指導者がいて、どのような事を学ばせてくれるのかという事まで、きちんと調べておくと良いと思います。


【「好き」を追求する】

もし今タイムスリップができて昔の自分に会えるなら、これこそが「一番教えてあげたい!」と思う事です。


高校、大学時代の私も、結局周囲に流されて「少しでもレベルの高い大学に」とか「少しでも安定の望める企業に就職を」という思考に陥っていました。

あとは、周囲の人からの何気ない言葉とか…。

知らず知らずのうちに、いろいろな他者の意向にコントロールされていたように感じます。

何より、自分が安心したかった。


結果そのために、本当に自分がやりたいことにたどり着くまで大変な遠回りをしてしまったように思います。


けれどもある時気づいたのです。

私の周りには自分の好きな事で充実した生活を送っている方が案外たくさんいるということに。

そして、そんな彼女たちには一つの共通点がありました。

それは「いつも恐れず、人と違う選択をしてきた」という事です。

ただ注目を浴びたくて人と違う道を選んでいるというのではありません。

いつも本能的に自分が「好き」と思える方向に進路選択の舵を切り、どんどん周囲とは違う方向に突き進んでいました。

短期での結果を求めないというか、安易に「安定」を求めないというか。


その結果、彼女たちは人生の早い段階から自分の専門性をガンガン磨き、20代半ば頃にはその道のプロフェッショナルになっていたのです。


私は、私の情熱のルーツは「人」にあるという事に気づいたのは高校生のときでした。

人の心と向き合う仕事がしたいと考え、高校時代一番尊敬していた先生に「臨床心理士になりたいです」と相談しました。

すると先生は「心理の仕事はお金にならないからやめなさい」と言いました。

私は信頼していた先生のアドバイスに従い、たくさんの外国語が学べて、社会情勢についても様々な講義がとれる大学・学部を受験することにしました(これはこれで、とても興味のある分野だったので良かった)。


しかし今、どうでしょう。

結局私は新卒入社した仕事をたったの1年で辞め、教育の勉強を始めました。

飽き性のくせに、教育の仕事はずーっと続けることができています。


さらに、「仕事もないし、金にならないからやめなさい」と言われた臨床心理士(公認心理士)の今の需要は…

みなさんご存知のとおりです。

時代の変化って本当に読めないものですね。


結局、自分の興味関心に素直になり、

与えられた先々でベストを尽くし、

心身スキルともに謙虚に熱心に磨いた人間が強いのかなと思います。

最後は個の力かな、と。

今はそう思います。


教え子くん、こんなんで答えになったかな?

先生は失敗談ならたくさん持っているから、成功話はまた別の大人に聞いてみてください。

世の中の皆さんは、進路選択についてどんな考え方を持っていらっしゃるのでしょうか。

私も知りたいです。


ともあれ、この質問をくれた彼は、これと決めたことに関しては誰にも負けない情熱をもって取組むスペシャリスト。

私も心の底から尊敬するスーパーアスリートです。

あなたならどこへ行っても大丈夫でしょう。

無理なく、受験生活楽しんでください^ ^

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